2012年11月8日木曜日

The Best of BOB JAMES "Production Breakdown"ついに配信が決定


 
- The Best Of Bob James -
" Production Breakdown "
Selected by Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho
 
2012年11月21日(水)よりiTunes 独占配信!!
Price :¥1,200
 
OCTI~Tappan Zea Recordに残る、レーベルの主宰でもあるBob Jamesのクラシックの数々を世界で初めてヒップホップ的な文脈で22曲をパーフェクトコレクション。コンパイラーはあらゆるブラック・ミュージックの本当の旨味を知り尽くし、日本のヒップホップ・カルチャーの土台を築いた"Vinyl Pimp"こと、Mr.Itagaki a.k.a.Ita-cho。

「Production Breakdown」
 
       1.Take Me To The Mardi Gras/Bob James(from the album"TWO")
       2.Tappan Zee/Bob James(from the album"4")
       3.Shamboozie/Bob James(from the album"HANDS DOWN")
       4.Westchester Lady/Bob James(from the album"THREE")
       5.Storm King/Bob James(from the album"THREE")
       6.Night On Bald Mountain/Bob James(from the album"ONE")
       7.Look-Alike/Bob James(from the album"lucky seven")
       8.Macumba/Bob James(from the album"HANDS DOWN")
       9.Sign Of The Times/Bob James(from the album "SIGN OF THE TIMES")
      10.Feel Like Making Love/Bob James(from the album "ONE")
      11.Night Crawler/Bob James(from the album "Heads")
      12.Foot Fetish/Bob James(from the album "HEADS DOWN"
      13.One Mint Julep/Bob James(from the album"THREE")
      14.Groove For Julie/Bob James(from the album"THE GENIE")
      15.Blue Lick/Bob James(from the album"LUCKY SEVEN")
      16.I Feel A Song(In My heart)/Bob James(from the album"TWO")
      17.Let Me Show You/Bob James(from the album"THE GENIE")
      18.Summer,Fall,Winter,Spring/Bob James(from the album"LUCKY SEVEN")
      19.Nautilus/Bob James(from the album"ONE")
      20.You're As Right As Rain/Bob James(from the album"TWO")
      21.Caribbean Nights/Bob James(from the album"TOUCH DOWN")
      22.Farandole(L'arlesienne Suite#2)/Bob James(from the album"TWO")
 
 世に定まったアプローチの仕方だけでは決して伝わらない、そのアーティストが別側面に持つ"魅力"というものは確かに存在している。ジャズやフュージョンといったジャンルから迫っただけではとても語り尽くせない、その人が持つもう一つのブラック・ミュージック的なる"旨味"。そうした旨味を持つジャズ・マンは少なくないが、ジャズ界の巨星中の巨星、ボブ・ジェームスはそんな中でも群を抜く存在である。彼が「CTI」?「Tappan Zea」というレーベルに残した錚々たる音源の中にはジャズやフュージョンの文脈とは異なる、言わばヒップホップ的なる文脈からこそ語られるべき傑作音源が多数実在している。ランDMCがかってない魅力の引き出し方を全世界へと披露してくれた"Take Me To Mardi Gras"を引き合いに出すまでもなく、ブレイクビーツという形で楽曲に無敵の骨格を提供した作品は数多く、一方ブレイクに使われずとも同様のアプローチすることで新たに見出すことのできたボブ・ジェームス的な"ファンクネス"を計22曲にまとめあげたのが本作「Production Breakdown」である。

彼のようなブレイクビーツの王者だったら、こうしたアプローチによる作品集もとうに生まれていても不思議ではないのだが、権利の問題や、またがるレーベルの問題やらでコンパイルのタイミングに恵まれず、結果、世界で初めての試みとしてここにいよいよ決定的な作品集が誕生する事になった。
その"世界初の試み"をコンパイラーとしてまとめ上げてくれたのは日本が誇る「ヴァイナル・
ディガー」にして、ヒップホップのトップ・プロデューサーの一人、Mr.Itagaki a.k.a.Ita-choである。

ボブジェームスの魅力をジャズ・フィールドからの固定的な評価から一旦解放し、"ファンクネス"を切り口に新たなるボブ・ジェームスの提案を行えるコンパイラーを考えた時に、この人より相応しい人はちょっと他に見当たらない気がする。ともあれ、ここに顔を揃えることになった22曲はボブ・ジェームスのもう一つの魅力がどこにどう宿っているかを知るにはまさに絶好のセレクションと言ってもいい。まさに微に入り細をうがった素晴らしきコンピレーション、こんな芸術品を享受できたことに快哉を禁じ得ない。(JAM)
 
 

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